美しい眺望と緑に囲まれた静かな環境、兼六園「山崎山」の山頂で過ごす贅沢なひととき
書いた人:
兼六園は、茨城県水戸市の「偕楽園」、岡山県岡山市の「後楽園」と並び日本三名園のひとつで、金沢に観光にきたなら、真っ先に行き先候補に挙がる観光地です。そんな兼六園のすぐ近くで育った私は、幼き頃から何度となく足を運びました。兼六中学校という、「兼六園」の名を負い持った中学校が母校なのも私の誇りです。
兼六園の魅力は、さまざまなサイトで紹介されているので、ここでは、私が兼六園の中で一番好きなスポット、山崎山(やまざきやま)を紹介します。
山崎山は、高さ9m、周囲160mほどの築山(つきやま:人工的に作った山)で、昔、この辺が石川郡山崎の庄と呼ばれていたことからついた名です(参考:「兼六園 旅物語」下郷 稔 著)。
山頂にある茅葺き屋根の四阿(あずまや:庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋)で時が経つのを忘れてボケーっとするのが私の好きな過ごし方。美しい眺望と緑に囲まれた静かな環境は、旅の疲れを癒してくれることでしょう。
特に紅葉の時期は、それはもう息を飲む絶景です。欅、銀杏、トチノキなどの落葉樹が多いことから「紅葉山」の別名を持っています。
山崎山は、金沢城方面や21世紀美術館方面の入口から兼六園に入ると、一番遠くに位置しますが、ぜひ足を伸ばして欲しいスポットです。