WDF Vol.27 開催レポート

WDF Vol.27 イベントの様子

2017年9月9日(土)、「ブランディングとデジタルプロモーション」をテーマに WDF Vol.27 を開催し、49名の方にご参加いただきました。ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。

当日の写真

イベントの様子

畝野 裕司さん「目に見えない価値を可視化するためのデザイン・ブランディングの考え方」


畝野 裕司さん「目に見えない価値を可視化するためのデザイン・ブランディングの考え方」

畝野 裕司さん「目に見えない価値を可視化するためのデザイン・ブランディングの考え方」

資生堂宣伝部で17年にわたりプロダクトデザイン・ブランディングに携われ、現在は金沢美術工芸大学デザイン科で教鞭をとられている畝野裕司さん。

資生堂という大ブランドのデザインの原点のお話に始まり、実際に畝野さんが携わってきた商品デザインのお話、テクスチャや使用感といった目に見えない化粧品の魅力を伝えるために、どうデザインしていったのか。そして、真っ赤なボトルと華やかなCMで今も登場時の鮮烈な印象が残るTSUBAKIのプロモーションの裏側など、私たちに商品が届くまでのデザイン・ブランディングの物語をお聞かせいただきました。なかでも、畝野さんが「資生堂らしさ」「リッチな表現」を体得されるまでの修練、試行錯誤と挑戦のお話は、驚きとワクワクした気持ちで聞かせていただきました。

日頃ウェブサイトのデザイン・制作に携わることが多い参加者の皆さんにも、ターゲットに伝わるデザインをするための手法、企業としてのブランディングのあり方、という点で多いに共通する発見・共感があったのではないかと思います。

参加者の感想
  • 資生堂の長い歴史の中でブレないブランディングのあり方が見られたのがとても良かったです。
  • 見立ての考え方は参考になりました。コンセプトを分かりやすく表現するものだと思いました。
  • 商品開発から広告まで、どういう風に作っていくかという話がすごく面白かった。

尾上 永晃さん「一億総デジタル時代のコミュニケーション」


尾上 永晃さん「一億総デジタル時代のコミュニケーション」

尾上 永晃さん「一億総デジタル時代のコミュニケーション」

「10分どん兵衛」「こち亀40周年&終了キャンペーン」「GREEN NAME」などを手がけられた電通 尾上 永晃さんは、メディアの変遷・デジタル広告の歴史のおさらいから始まり、尾上さんに「FacebookやTwitterで話題になるような施策」の相談が増えるようになったきっかけ、そしてデジタル的な広告の事例とそのポイントをご紹介いただきました。

尾上さんの手がけられた施策は、どれもとにかく「楽しい!」「そうそう!」と共感できるもの。なおかつ話題になり、ニュースになり、低予算で、売上に貢献!を実現している、という素晴らしい事例なのですが、それも、課題の本質を考え続ける力、世の中の空気の変化を感じる観察力、根気をもって実現する力などがあってこそだと感じました。

一億総デジタル時代となったいま、「ブランドは企業だけのものではなく、企業の発信とユーザーの発信が合わさってブランドになる」という言葉が印象的でした。

参加者の感想
  • 純粋に楽しいキャンペーンばっかりで、個人的に参加したいと感じました。仕事になりすぎていて忘れかけていた原点も同時に思い出しました。
  • 手法にとらわれず、目的が大事であることに気づきがありました。昔と今と基本は変わらないという所が興味深かったです。
  • 情報伝達の工夫などとても勉強になりました。なによりトークが面白かったです。ありがとうございます。

パネルディスカッション「ブランディングとデジタルプロモーション」、モデレータは坂野 徹さん


パネルディスカッション「ブランディングとデジタルプロモーション」、モデレータは坂野 徹さん

パネルディスカッション「ブランディングとデジタルプロモーション」、モデレータは坂野 徹さん

パネルディスカッション「ブランディングとデジタルプロモーション」、モデレータは坂野 徹さん

パネルディスカッション「ブランディングとデジタルプロモーション」、モデレータは坂野 徹さん

WDF Vol.22にもご登壇いただいた、金沢美術工芸大学 坂野 徹さんをモデレータにお迎えし、登壇者全員によるパネルディスカッションを行いました。

実際に手に取らないと伝わらない商品(物)のデザインに携わってこられた畝野さんと、SNS・デジタルを活用し「コミュニケーション」(情報)をデザインしているとも言える尾上さん。坂野さんの質問を通じて、対照的なお二人の仕事には、核としていること、本質の見極め方、アイディアの発想法などに通じるものがある…といった気づきや共感が生まれていきました。

参加者からの質問にも多くお答えいただき、お二人の経験値をセッションとは違うかたちで分けていただいた時間となりました。

参加者の感想
  • プレゼンの仕方や働き方など、参考になるところが多く、トライしてみたいと思うことや考えたいと思うことがいくつかありました。
  • フォントもコピーもコードも写経することが大事。
  • 貴重な話を聞けました。自分が体験して得た実感を含めるという考え方は大切だと思いました。

「ブランディングとデジタルプロモーション」をテーマに開催したWDF Vol.27。
トップランナーお二人のお話では、関わる商品やサービス、クライアントのことを深くふかく掘り下げるその「深さ」と、伝えることへの「熱意」が印象に残りました。参加者の皆さんも、楽しいお話の中にも、仕事へのモチベーションがあがるヒント、自分でも動き出したくなる何かを感じたのではないかと思います。
それぞれの現場で、新しい挑戦につながることを期待しています。

参加者の感想:イベント全体
  • 楽しかったです。仕事へのモチベーションも上がりました。
  • 実際に手に取られるもののデザイン、メディア等で視覚のみで伝えているデザイン、全くちがう2つのデザインを比較しながら聞くことができました。とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • クライアントに理解してもらうため商品を売るため、どちらもストーリーが大事なんだなと感じました。ありがとうございました。

次回WDF Vol.28は2017年12月9日(土)に開催します。イベントの詳細は、11月中旬に公開する予定です。お楽しみに!


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