WDF Vol.24 開催レポート

2016年12月10日(土)、「売上アップ!コンバージョン率向上のためのウェブサイト改善」をテーマに WDF Vol.24 を開催し、42名の方にご参加いただきました。ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。
イベントの様子
白瀧 一成さん「アクセス解析の見るポイントは?コンバージョン率の改善余地を見つける分析フローを実際にお見せします!」




株式会社Faber CompanyでSEO施策・アクセス解析のコンサルティングをつとめるアナリストの白瀧さん。コンバージョンアップのためにアクセス解析をどう活用していくかについて、お話しいただきました。
データ集計はツールの仕事であり、データ(数字)に意味を与えるのが分析の仕事。ユーザーがサイトに訪問してから目的を達成するためのシナリオとそれぞれのページの役割を考えること、基本の2つの型を使って分析することなど、サイト内改善に欠かせないアクセス解析について、分かりやすくお話しくださいました。
白瀧さんが、実在のサイトの解析画面を見ながら次々と「差分」に注目しそこから「仮説」を立てていく様子はとてもあざやかで、数字が意味を持ちユーザーの行動が見えてくる面白さを感じさせてくれました。
参加者の感想
- GAを実際に見ながらの講義で、数字が実感できたのが良かった。
- 「気づき」は個人の力に左右されてしまうが、パターン(型)を示していただいたので、実践できそうだと感じた。
- 全体的におもしろかったです。もう少しくわしく聞きたかったです。
- アクセス解析を他の方がどの手順でどんな考え方で見ているのか聞けて参考になりました。
- アクセス解析の数字をみて、「で、何?どうする?」のところがやはり悩みです。改善策を考えていくのが難しいなと思いました。
竹内 マリエさん「デザイナーがCVR向上に貢献する方法 〜マーケティングに強いデザイナーのつくりかた〜」




株式会社DMM.com Labo デザイン部チーフの竹内マリエさんは、とっても数字が苦手だったご自身が、今では日常的に広告の成果を追い求めるまでになった経験をもとに、デザイナー目線でCVRに貢献する方法をお話しくださいました。
参考にすることも多いという心理学手法の紹介、実際にDMMさんで検証したランディングページの事例、さらにはチームビルドのお話まで、会場を巻き込んでのセッションは、竹内さんが大切にされている「楽しさ」あふれるものでした。
特に、クイズ形式で紹介されたランディングページの改善事例では、会場の予想と反することも多く、その結果と竹内さんの分析に、感覚に頼らず仮説をもとに検証する大切さを感じました。
参加者の感想
- 実際の実例をもとにクイズ形式で行っていたので刺激もあり良かった。予想と違う結果もあり驚きがあった。
- 繰り返しテストの大切さと、デザインに求めることの大切さを再認識できました。
- 時間が短く感じるほど、あっという間に終わり、楽しく聞くことができました。もっともっと聞きたかったです。
- 感覚的な良し悪しではない、実際の数値とページの話は、意外な結果に驚きました。説得力のある改善提案の参考になりました。
藤原 尚也さん「スマホとPC別のCVRを上げる秘訣を特別公開!」




WDF Vol.23 でのパネルディスカッション(モデレータ)が大好評だったアクティブ合同会社CEO藤原さん。「もっとお話を聞きたかった!」という声も多く、「コンバージョンアップ」という藤原さんにぴったりのテーマをご用意して、お迎えしました。
セッションでは、おもにニキビケアのプロアクティブで実践されたCVR向上のための様々な施策をご紹介いただきました。アメリカでの成功例をもとに日本で展開した例、スマホとPCでのユーザー行動を踏まえた細やかなチューニング、CVR向上の7つの法則など、今回のみ特別に教えていただいた貴重な事例の数々に、会場はくぎづけとなりました。
参加者の感想
- とても参考となる実例が多々あり、ぜひ何かの機会に取り組んでみたいと思った。特にリタゲメールは効果が得られるのでは?と感じすごいと思いました。
- 2時間くらい話を聞きたかったです。
- 実例で紹介していただいたのが分かりやすく、自社ならどうだろう?と考えながら聞くことができました。
- ページ内での商品の見せ方やメールなど一段上の手法といったイメージでしたスマホとPCでこれだけの違いがあるのだと参考になりました。
- アメリカでの手法など、普段知ることのできない情報が知れて良かったです。思いつかないような方法もあって意外でした。
全登壇者によるパネルディスカッション「コンバージョン率向上のためのウェブサイト改善」






パネルディスカッションでは、登壇者の皆さんそれぞれに事前にお伺いしていた「コンバージョン率向上のためにこれが大事!」というキーワードをもとにお話を伺いました。
白瀧さんは「仮説ありき!」というキーワードで、間違っていたとしてもどう間違ったかを検証しやすいことなど改めて仮説の大切さを、竹内さんは「バランス」というキーワードで、デザイナーがビジネス視点を持ってプロジェクトに関わっていく大切さを語られました。藤原さんは「物語を作れ!」というキーワードをあげられ、マーケティングプロセスを物語で語ることで楽しく成長があるということ、そのための情報・経験などインプットの大切さを語られました。
参加者の感想
- 黒口さんの質問がするどく、かゆいところに手がとどく感じでした。
- LINEのことなど新しい取り組みや流行が聞けました。
- 藤原さんのやってみて考える、ダメなら戻す…失敗談が心に刺さりました。
参加者1,500人達成!
また、今回のWDF Vol.24で、述べ参加者1,500人を達成しました!登壇者の皆さんからたくさんの素敵なプレゼントをご提供いただき、最後は大じゃんけん大会で盛り上がっての閉演となりました。
1,500人達成は、これまで登壇いただいた皆さま、ご参加いただいた皆さまのおかげです。ありがとうございます!
次回WDF Vol.25は2017年3月11日に開催します。テーマなど詳細は2月上旬に本サイトで告知します。お楽しみに!