WDF Vol.28 開催レポート

WDF Vol.28 イベントの様子

2017年12月9日(土)、「モバイル時代に取り残されないSEO 〜コンテンツとUXを考える〜」をテーマに WDF Vol.28 を開催し、31名の方にご参加いただきました。ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。

当日の写真

イベントの様子

今やるべきモバイル時代のSEO/木村 賢さん




株式会社サイバーエージェントSEOラボ 研究室長の木村賢さん。貴重な研究データに裏付けされた最新のSEOに関する研究・分析は毎回人気が高く、今回で5回目のご登壇です。折しも、開催3日前の12月6日にはグーグルによる「医療や健康」に関する大幅なアップデートの発表があったばかり。ここ最近大きく変動している検索エンジンの動向を踏まえて、私たちは何にどう最適化していけばいいのか、ということをお話しくださいました。

SEOは検索エンジン(アルゴリズム)に最適化するのではなく、検索者に最適化するものに」と木村さんはおっしゃいます。とにかく検索者のことを考え、検索者が実現したいこと・解決したい課題は何か、ストレスに感じることは何か、に向きあうこと。そして検索者の多くがモバイル検索にシフトする中、モバイル検索者を特に意識したサイト作りが重要ということで、続く伊東さん、宇都宮さんのセッションへと繋げてくださいました。

セッションの最後には、近著「たくさん読まれるアメブロの書き方」もプレゼントしていただきました。


参加者の感想

  • 毎回実データを伴ったセッションは説得力があっておもしろい。帰結するのがユーザーにより良いサイトというのは心がけたい。
  • SEOを気にしながらもしっかりできている自信がなかったのでとても参考になりました。モバイルを意識して少しでも実践できないか考えてみます。
  • 40分では足りないくらい勉強になりました。

モバイルファーストでコンテンツを考える/伊東 周晃さん




昨年に続いてご登壇いただいた株式会社ぐるなびの伊東周晃さん。「ぐるなび」やぐるなび社で運営しているサイトの集客、アクセス解析、広報などを担当するコミュニケーション部門の部門長をされています。グルメ情報の領域に特化した内容ではありますが、実際にトライされてきた施策や戦略の具体例は、とても身近で共感しやすく、実際のコンテンツ制作・サイト運営に取り入れたくなる発見の多いものでした。

モバイルシーンでのコンテンツ消費のされ方を考えていくと、地域性、即時性、ビジュアル、コンテンツの量、コンテンツの質(キャッチー、一覧性、有用性)などなど、検索者に最適化したコンテンツを作れる可能性の広さを感じ、ワクワクしました。


参加者の感想

  • 実際の作業や事例がベースで内容がとても分かりやすく面白かった!
  • 特定業種にフォーカスした視点で知見が広がった。
  • 具体的で分かりやすかったです。SNSも有効に使っていけるよう意識したサイト作りを心がけようと思いました。

モバイルUX向上のためのAMPとPWA/宇都宮 佑亮さん


モバイルUX向上のためのAMPとPWA/宇都宮 佑亮さん

モバイルUX向上のためのAMPとPWA/宇都宮 佑亮さん

グーグル合同会社 gTech シニア モバイル ソリューションズ コンサルタントの宇都宮 佑亮さん。本当は難しい?ウェブの最新技術のお話を、参加者の属性(ディレクションやデザイン・マーケティングに携わる方が多数)に合わせて、とても分かりすく紹介してくださいました。

アプリもいいけれど、リーチに優れているウェブの良さを改めて見直そう。AMPでスピード・パフォーマンスを改善し、PWAで機能を増やすことで、ウェブはまだまだリッチになる!ということを、WDFサイトを例にした分析や、国内外の事例を交えて教えていただきました。ウェブを、みんなが作れる・みんなで進化させられる素晴らしいエコシステム!と称する宇都宮さんの、ウェブへの愛情あふれるセッションに引き込まれました。スモールスタートでもいい、大事なのは変化できること!というメッセージが印象的でした。


参加者の感想

  • 最近のAMP、PWAの情報が整理できました。
  • とても言葉を選んで話されていて、分かりやすかった。そしてとても刺激を受けた。エンジニアとして未来は明るいと感じた。ワクワクした。
  • 難しい話が多かったのでついていくのがいっぱいいっぱいでしたが楽しかったです。AMPとPWAについて興味が湧きました。

ライブQ&A/全出演者




ライブQ&Aでは、「世代間による検索ツールの違いをどう捉えるか」「様々な施策のPDCAを具体的にどう回しているのか」「メンションを増やすために中小企業でもできることは?」「これからのWebの仕事の可能性は?」「最新情報をキャッチするための英語の壁」などなど、会場から幅広い質問がありました。登壇者の皆さんは、それぞれに真摯に回答していただき、最後まで盛り上がりました。


さいごに


今回どのセッションでも聞かれたのが「時間が足りない!もっとお話を聞きたい!」と言った声でした。登壇者の皆さんも、たっぷりとスライドを準備して臨んでいただき、熱のこもったセッションを会場で共有できたことはとても幸せです。ありがとうございました!

次回WDF Vol.29は2018年3月10日(土)に開催します。イベントの詳細は、2月中旬に公開する予定です。お楽しみに!


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