WDF Vol.29 開催レポート

WDF Vol.29 イベントの様子

2018年3月10日(土)、「Webデザインワークフローの整え方」をテーマに WDF Vol.29 を開催し、48名の方にご参加いただきました。ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。

当日の写真

イベントの様子

新しいデザインツールから学ぶ今後のデザイナーの働き方/長谷川 恭久さん


新しいデザインツールから学ぶ今後のデザイナーの働き方/長谷川 恭久さん

新しいデザインツールから学ぶ今後のデザイナーの働き方/長谷川 恭久さん

新しいデザインツールから学ぶ今後のデザイナーの働き方/長谷川 恭久さん

新しいデザインツールから学ぶ今後のデザイナーの働き方/長谷川 恭久さん

Web/アプリに特化したデザイナー・コンサルタントとして活動されている長谷川泰久さん。新しいデザインツールが次々と登場していることと、その背景に既存ツールで解決できない課題があることに言及された上で、環境やツールが変わったなか、デザイナーが慣れ親しんだ旧来のワークフローに縛られることなく、新たなツールを取り入れる必要性、それぞれのツール(解決策)の特徴・強みを把握した上で自分の現場に合ったものを選んでいくことの大切さを語ってくださいました。
時代の変化を敏感に捉えつつ、デザイナーのチカラ・可能性を信じている長谷川さんの言葉からは、「変わるべきだ」という危機感と「変化を恐れず新しい働き方でクリエイティブを発揮しよう」とデザイナーを鼓舞する気持ちが伝わりました。

参加者の感想
  • デザインツールの選択について改めて考える必要があると思いました。エンジニアからもデザインツールやワークフローについて興味を持っておくことを意識していきたいです
  • まさに今直面している問題に対してたくさんのお話を聞くことができて良かったです。エンジニアに「空気を読ませない」というのがとても刺さりました。
  • 完璧なツールというものは無くて、現場の課題にあったものを選ぶ、ということを肝に命じました。

プロトタイプを活用したワークフローを実現するAdobe XD/轟 啓介さん


プロトタイプを活用したワークフローを実現するAdobe XD/轟 啓介さん

プロトタイプを活用したワークフローを実現するAdobe XD/轟 啓介さん

プロトタイプを活用したワークフローを実現するAdobe XD/轟 啓介さん

プロトタイプを活用したワークフローを実現するAdobe XD/轟 啓介さん

アドビ システムズ 株式会社で、アドビのWeb制作製品のマーケティングを担当されている轟さん。長谷川さん同様、Webを取り巻く状況変化を踏まえた上で、アドビのソリューション「Adobe XD」の特長や基本的な使い方などをご紹介いただきました。プロトタイプを簡単に効率よく作成できること、そして共有機能によってクライアントや開発者とのコミュニケーションが加速し、はやい段階での有益なフィードバックに繋がることが、軽快なデモンストレーションを通じて体感できました。
参加者のうち3分の1強の方が、実際に仕事でXDを活用されていましたが、知らない方やノンデザイナーにも分かりやすく、使っている方にも新たな発見もある内容でした。まさに「思考速度でデザインする」を実現してくれるツールだと感じました。

参加者の感想
  • 現在、Web制作にXdを使っていますがやっぱりXDを使っていこうと思いました。
  • リピートグリッドへデータが入れられるのを知らなくて感動しました。覚えました。
  • XDを使ったことがなかったのですが、機能と速さに感動したので、使ってみようと思いました。

デザインの成果を追求するためのワークフロー/虎尾 直樹さん


デザインの成果を追求するためのワークフロー/虎尾 直樹

デザインの成果を追求するためのワークフロー/虎尾 直樹

デザインの成果を追求するためのワークフロー/虎尾 直樹

デザインの成果を追求するためのワークフロー/虎尾 直樹

デザイナー・コーダーの経験を経て、現在サイトの企画を統括する部署のマネージャーとして活躍されている株式会社 ALL CONNECTの虎尾さん。実際に現場で日々実施されている「成果が視えるデザインフロー」の取り組みについて、具体的な事例を交えてお話しいただきました。デザインの成果を意識するようになった経緯、どのような方法で成果を追求しているのか、成果を追求していくことで得られたものと今後の課題まで、繰り返し積み重ねてきた経験と知識に基づき、真摯に丁寧に言葉を紡がれているのが印象的でした。
サイトや事業の根本的な問題を理解すること、利用するユーザーを理解することは、基本であり重要なことだと分かっていても、毎日の仕事の中でどこまで追求できているだろうか、と考えさせられたセッションでした。

参加者の感想
  • クライアントのニーズ、やりたいことの本質をきちんととらえていく必要があるなぁと感じました。
  • 問題点を正確に把握する心がけをきちんとしていこうと思いました。
  • 「結果ありきのデザイン」ということを再認識させていただきました。

Q&A/全出演者






Q&Aでは、セッション中からTwitterに寄せられたXDの機能に関する要望や質問から、これからのデザイナーに求められるスキルまで多岐に渡る質問がありました。轟さんからの回答では、XD開発チームの軽快さ(パフォーマンス)へのこだわりが印象的でした。

今回、「Webデザインワークフローの整え方」というテーマでの開催となりましたが、単にツールの選択やワークフローを見直すというだけでなく、AIの進化など時代が大きく変化するなか、デザイナーの仕事はどうあるべきか、自分(の働き方)はどうあるべきかを考える契機にもなったと感じます。
登壇者の皆さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

参加者の感想(イベント全体について)
  • 今回のテーマから、すごく興味津々でしたが、期待通り楽しめました。新しいツールへの最初の腰の重さをなくそうと思いました。
  • 初参加でしたが、日々ぶち当たる悩みから今後の展望までのお話を聞けて本当にためになりました。普段社内にいることが多いので、社外の方から話を聞けるのはとても刺激になりました!
  • ワークフローの中で、納品するまでにつまずいていたことなどの答えが見えて、とてもスッキリしました。ぜひ実践していきたいです。

次回WDF Vol.30は2018年6月9日(土)に開催します。イベントの詳細は、5月中旬に公開する予定です。お楽しみに!


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