WDF Vol.34 開催レポート

WDF Vol.34 イベントの様子

2019年6月8日(土)、「ウェブデザインを学び続ける」をテーマに WDF Vol.34 を開催し、34名の方にご参加いただきました。ご参加の皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。

当日のツイート、写真

イベントの様子

学びの戦略/イシジマ ミキさん


学びの戦略/イシジマ ミキさん

学びの戦略/イシジマ ミキさん

学びの戦略/イシジマ ミキさん

学びの戦略/イシジマ ミキさん

ちょうど1年前、WDF Vol.30 にも登壇いただいたイシジマ ミキさん。前回は「学び」のための「行動設計」についてお話しいただきました。今回は「学びの戦略」と題し、学びの質や何をどう学ぶかという「学びのテーマの見つけ方」についてお話しいただきました。
外的要因で学ぶテーマを見つけるのではなく、自分自身の「これが好き」「こうなりたい」という内発的動機や、得意なことや性格的特性などと結びつけてテーマを見つけること、そしてそれをどう市場に合わせるかという視点を教えていただきました。
学ぶことが大好きで「学び」に向き合い続けているイシジマさんならではのメッセージは、自分自身を見つめ続ける大切さと、新しい学びへの勇気をもらえるものでした。


参加者の感想

  • 理解しやすい表現でおもしろく聞けました。学ぶことに関する考え方として好きなことから始めていたことが印象的でした。前向きな姿勢をマネしたいです。
  • 学ぶコトとか考えていくことっていうのは自分を見つめていくコトだと思いました。定期的に振り返りたいです。

クライアントを幸せに導くツール選び/神森 勉さん


クライアントを幸せに導くツール選び/神森 勉さん

クライアントを幸せに導くツール選び/神森 勉さん

クライアントを幸せに導くツール選び/神森 勉さん

クライアントを幸せに導くツール選び/神森 勉さん

制作会社のディレクターを経てKDDI ウェブコミュニケーションズに入社され、デザイン室責任者、ウェブサービス部門責任者を歴任し、現在は広報室 室長を務める神森 勉さん。制作業務からマネジメント業務へ、制作会社から事業会社へ、と仕事の内容や仕事をする場所が変遷されてきたからこその経験に基づく知見をご紹介いただきました。
WebサイトビルダーのジンドゥーにもAIの時代が来ているように、ツールはどんどん進化しています。神森さんの「全てのツールに、それぞれ誰かを幸せにするポイントがある」という言葉が印象的でした。自分の得意なことやこれまでの方法に固執しないで、クライアントの状況や成長に応じてツールを変えていく柔軟さや、クライアントに寄り添って制作のプロフェッショナルだからこそ手を差し伸べられることを考え続けることが大切だと感じました。


参加者の感想

  • 「コンテンツ制作の支援が重要」という点はとても共感できました。
  • ツールの多様性が増え、その中でもデザインという観点での情報整理の重要性を感じた。

現場を変えていきたいあなたの質問に答えます/長谷川 恭久さん


現場を変えていきたいあなたの質問に答えます/長谷川 恭久さん

現場を変えていきたいあなたの質問に答えます/長谷川 恭久さん

現場を変えていきたいあなたの質問に答えます/長谷川 恭久さん

現場を変えていきたいあなたの質問に答えます/長谷川 恭久さん

これまで「デザインツールとデザイナーの働き方」(Vol.29)、「UXデザインプロセスを活用したコンテンツの評価方法」(WDF研修)、「Webプロフェッショナルだからできるコンテンツの検査」(Vol.15)と、様々なテーマで登壇いただいてきた長谷川 恭久さん。今回は長谷川さんからのご提案で、事前に参加者から募った質問に答えるセッションとなりました。そこには、現場の声に沿った課題について、Q&Aタイムに即興で答えるのではなく、深掘りした内容を答えたいという長谷川さんの想いがありました。
「顧客とのデザイン方針のすり合わせに苦労している」「可能性が広すぎて自分が何をしたいのか見つけられない」「行き詰まりを自分を追い詰める以外で解決する方法は」「ワークショップをしたあとの浸透が中々うまく行かない」などなど、集まった中から6つの質問に答えてくださいました。質問の本質を突く的確な回答に、圧倒された40分でした。


参加者の感想

  • リアルな悩みに回答いただけてありがたかったです。
  • これからの学びについて前向きに考えることができました。判断基準を明文化していくように意識していきたいと思います。

ウェブの世界でタイムマシン経営/こもり まさあきさん


ウェブの世界でタイムマシン経営/こもり まさあきさん

ウェブの世界でタイムマシン経営/こもり まさあきさん

ウェブの世界でタイムマシン経営/こもり まさあきさん

ウェブの世界でタイムマシン経営/こもり まさあきさん

6年ぶりにご登壇いただいた、こもり まさあきさん。Instagramを日本国内でもごく初期から使いはじめ、フォロワー数は約38,000! まさに「タイムマシン経営」を実践しWebの世界を泳いでいらっしゃる先駆者です。
多くの人は、日々の仕事に追われ目先の課題を解決するための即効性を求めて情報収集しているが、そのうちの少しでも、未来の自分の準備のために使うのも大事だということ。そして、情報をキャッチするだけではなく、自分で調べたり試したり、アウトプットすることで目にとまりやすくなるということでした。
美しいスライドとともに飄々と核心をついた言葉を放たれるこもりさん。「みんな結構やらない」には、参加者の皆さんも大きくうなずいていました。実践している者のうなずきか、自戒を込めたうなずきか? 1年後ふりかえった時にどうなっているかが楽しみです。


参加者の感想

  • タネまきについての再確認をした。かなり良いお話でじーんときた。
  • 未来を見すえて考え、先取りしたものを作るということがすごいと思いました。多くの実例や現在流行しているコンテンツなど、言われてみるとそうだと思うものを多く挙げられていて説得力がありました。

Q&A/全出演者



イベント開催中に専用のフォームに集まった質問は、のべ29!今回もその全てに答えていただきました。
時間の関係で回答を急かしてしまう一幕もありましたが、みなさん一つひとつの質問に丁寧に向き合っていただき、会場の温度もグッとあがった時間となりました。


参加者の感想

  • 参加できてよかったです。あらためて、この先ストレスなく仕事を続けていくためにどうしようか考えるヒントになりました。
  • デザインもそうですが、何をやるにしても大切なことを学べたのでとても参考になりました。

2009年6月に活動を開始したWDF。この10年でウェブデザインの役割や内容は大きく変化し、そしてこれからも変わり続けていきます。そのなかで、Web制作にたずさわる者としてどうあるべきか。Vol.34は「学び続ける」ための道しるべをたくさん示していただけた1日となりました。
2019年10月をもってWDFは終了します。イベントの開催は、9月7日(土)のVol.35を残すのみとなりました。
今回、申し込み時のメッセージ、そして会場でも終了を惜しむ声をたくさん届けていただきました。ありがとうございます。ラスト1回もみなさんの心に残るすばらしいイベントとなるよう準備を進めています。どうぞお楽しみに!


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